乳児湿疹

ほとんどは脂漏性であり、脂漏性だと痒みはあまりない。アトピーに発展することもあるため、脂漏性は痒みがなくても注意。薬でケアという方法。

「乳児湿疹」とは

乳児湿疹」という言葉をご存じでしょうか?

乳児湿疹は生後2週間から1歳くらいまでの間に起こる湿疹で、多くの赤ちゃんが経験する皮膚の病気です。

特徴として、赤ちゃんの顔や体に出る赤い湿疹がでます。一般的に言われる「乳児湿疹」は「乳児脂漏性湿疹」のことを言っている場合が多いようです。

そんな「乳児湿疹」について原因や症例、治し方、予防法などを紹介していきたいと思います。

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乳児湿疹とは

乳児湿疹は、生後1~6ヶ月頃、皮脂の分泌が多い部分(頭・額・まゆ毛・鼻の周り・あごなど)が赤くなったりして、次第に広がり黄色いフケ状のものがついてきて湿疹となったものを指します。

乳児は皮脂腺という分泌線の働きが盛んなため、皮脂の分泌が多く脂漏性となり湿疹となりやすいのです。そのままにしておくとかさぶたのようになります。ベタベタした感じですが、かゆみはありません。

ほとんどの場合は6ヶ月頃までには見られなくなりますが、慢性化していくとアトピー性皮膚炎に変わる傾向があり、アトピー性乳児湿疹となってしまいますので注意が必要です。

乳児湿疹の原因

乳児湿疹の原因として、赤ちゃんの食べこぼしの汚れや汗なども挙げられますが、主な原因としては母親の母乳などが原因だといわれています。

産後のお母さんは、妊娠中の反動で脂肪分や糖分などカロリーの高い食事(中華、とんかつ、てんぷら、ケーキ、チョコレート、牛乳、乳製品)を摂り過ぎる傾向があるようで、それが母乳に悪い影響を与え、ひいては子供に影響を与えてしまうのです。

特に、母乳の出をよくするために牛乳を多量に毎日摂取するお母さんがいますが、これもいけないようです。多量に摂取しすぎたカロリーや乳糖のせいでそのなかの消化しきれないものが母乳中に混ざり、赤ちゃんの皮膚に悪影響をしていることが多いのです。

お母さんの授乳中の食生活が原因といわれることが多いため、お母さん方は普段の食生活を和食中心にするなど脂や糖分の少ない食事を心がけましょう。

治療とお手入れ

もし乳児湿疹になった場合は赤ちゃんのお手入れが重要になります。

汗をよくかくので着替えをよくさせてあげて、洋服は肌に優しい綿素材のものを着せましょう。


季節に関係なく、皮膚線の多い頬や口のまわり・あご・額・頭を中心に赤いポツポツがでたり、カサカサしたりすることもあります。

また、髪の毛の生え際や眉毛などにも黄色いふけや脂っぽいかさぶたのようなものがつくことがあります。

これは乳児脂漏性湿疹という症状ですので、こまめにケアをしてあげましょう。

特に髪の毛の生え際は皮脂が多いうえ、不潔になりやすいため症状が出やすい部位です。また、同じ症状がわきのしたやおへそのまわり、股の内側に見られることもまれにありますので注意しましょう。こまめにチェックすることが大切です。


乳児脂漏性湿疹の場合、かさぶた部分はベビーオイルやオリーブオイルをたっぷり浸したコットンをあててふやかし、シャンプーや石鹸できれいに洗った後に泡が残らないように洗い流して下さい。

やはり実際にお子様が乳児湿疹になったら不安になるかと思いますので、まずは病院にいくとよいでしょう。

病院で説明を受けたり、薬を処方してもらえば気持ちも楽になるかと思いますので、ますは病院に行ってみることをおすすめします。

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